日本各地に残る、動物・植物《生物》の地方名 “呼び名”を精査し、まとめた唯一の検索辞典
動物 地方名検索辞典、６編 全１２巻 植物 地方名検索辞典、４編 全１０巻
◆ 全国に残る動物・植物の「地方名」を、各動物、植物ごとに分類し、集成。
多数の動植物を網羅し、生物学的にまとめた唯一の、辞典シリーズ
◆ 「標準和名」から「地方名（方言名）」を検索
◆ 「地方名（方言名）」から「標準和名」を検索
◆ 図版も添付。掲載種の識別も可能！
◆ 地方名の同名異種（シノニム）も識別可能！同じ「地方名（方言名）」でも、地域によっては、異なる生物
を指している場合があります
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白井祥平 監修 太平洋資源開発研究所編 Ｂ５判 クロス装 堅牢厚表紙 上製本
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動物編６編１２巻セット ３８２,８００円 （税込／送料別） 植物編４編１０巻セット ３３５,５００円 （税込／送料別）
各巻ごとの分売もしています |
≫『全国哺乳類地方名検索辞典』
≫『全国鳥類地方名検索辞典』
≫『全国魚類地方名検索辞典』
≫『全国昆虫類地方名検索辞典』
≫『全国樹木地方名検索辞典』
≫『全国草本地方名検索辞典』
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【序文より】 地球上で共存する多数の動植物の名前を明白にすることは、生物学上、最も基本とする重要課題で あることは言を俟たない。 動植物の名前としてまず考えられるのは、広く一般に使用される呼び名で、地方によって様々に異なるのが特徴である。 これを生物学の世界では《地方名》と呼んでいるが、「国語学」や「言語学」の分野では《方言》の範疇 とみなす。
どちらにしても、これら無限とも言える《地方名》を集成することは、言語学的興味にとどまらず、生物 分類学の面においても基本的な重要な研究課題のひとつであるが、現状では、この面の《果実（類書 ）》は見られないのが実情である。
微力な我々が、実際にこの難作業に取り組み始めたのは1990年のことで、地球上に知られる総ての 動植物の「戸籍台帳」を作るという壮大な計画を立て、内外のあらゆる文献から《学名》 《英名》 《和名》を抽出、100万枚ものカード製作を開始した。・・・〔この『世界動物名検索大辞典』シリーズでは 「鳥類編」「哺乳類編」が刊行されました〕 この過程において気付いたことがある。それは当初あまり問題にしていなかった《和名》の《異名》、 すなわち《地方名》の取り入れが不十分であったことである。・・・ 魚類では、《標準和名（図鑑などに記載された名前）》より《地方名》の方が一般には広く通用している ので、《地方名》の収集／収録なしでは検索辞典とはなりえない。このような理由から、使用される 《和名》＝《地方名》を重視せざるを得なくなり、「方言」の世界に足を踏み入れる破目となった。 前記『世界動物名検索大辞典』の刊行計画が出版社の都合により中止されたことから、空白を埋め るプロジェクトとして、全国に残る動植物の《地方名》を網羅する辞典刊行の計画が1999年に開始さ れた。
『全国方言集覧 動植物標準和名→方言名検索大辞典』はこのプロジェクトの成果を刊行したもので、 北海道から沖縄までの全県の《地方名》を丸５年を費やし完結したが、利用者から《逆引き》 （地方名→標準和名検索）辞典を望む声が届けられた。我々は《生物屋》であるから、当然、基本は 《標準和名》で、《地方名》は各種ごとに羅列され、動植物の和名から地方名を知る方式となっている。 ところが、方言研究者の方々は基準となる動植物名に不案内なことから、この方式では《方言名》 を探すことは出来ない。そのため《地方名》から《標準和名》を検索するための辞典を望まれるのは 当然と受け止め、本書の出番を決めた次第である。
当初、『全国方言集覧 』を編集しなおした《逆引き辞典》の計画であったが、発想を変え『全国方言集 覧 』を大幅に組み替えさらに、追加・修正を加え、新たに動植物分野別の「地方名検索辞典」として の刊行ということになりました。
いずれも、基本は《標準和名》の五十音順でまとめられているので、それぞれの《種》の全国における 《地方名》を一目瞭然に通覧・比較することが出来ます。また、巻末の「地方名→標準和名検索」で、 地方名からの逆引きによる検索が可能となりました。すなわち、「和名」→「地方名」／「地方名」→ 「和名」を1冊でまかなうことが出来るのです。それゆえ多くの方々の利用を期待いたします。 |